つば、よだれ、おつゆ…。あまりキレイなイメージがない唾液ですが、実はカラダにはとても大切なもの。口臭予防、ムシ歯予防、飲み込むチカラを助けて誤嚥(ごえん)を防ぐなど、いろんな役割を果たしています。
ちなみに1日に分泌される唾液の量は0.5~1.5L。多い場合は500mlのペットボトル3本分にもなっているんです。そんな大量の唾液、いったいどこから出てくるのでしょうか?
唾液は、唾液腺というところで分泌されます。この唾液腺は、イラストのように大唾液腺と小唾液腺があり、唾液の95%は大唾液腺から分泌されます。大唾液腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺の3種類があり、それぞれ分泌される唾液の性質が違います。サラサラか、ネバネバか?それによってさらに特徴や役割も違ってくるのです。
サラサラ唾液とネバネバ唾液は、とても対照的。その違いをまとめてみると以下のようになります。
※1 消化酵素の1つでデンプンを分解する。別名ブチアリン
※2 粘性たんぱく質。粘膜や消化器の内壁などはほぼムチンで覆われている。
それぞれ大切な役割がありバランスよくはたらいてくれる状態がベストですが、気をつけたいのは緊張したりイライラしたりして、唾液中の水分が減りネバネバ唾液が増えすぎた状態です。
口の中がカラカラになり、そのせいで食べ物が飲み込みにくくなったり、美味しさを感じにくくなったり、消化しにくくなったりと、食事そのものが楽しくなくなってしまう場合があるのです。
◎バランスよく両方の唾液を出す工夫をしましょう。イラストを参考に耳下腺をマッサージ。
◎お風呂あがりや寝る前などリラックスしている時に試してみるといいかも。
バランスの崩れる原因になるストレスも、できるだけためこまず、上手に解消できるとなお良し!ですね。
実は奥深い唾液のお話。意外な役割やパワーなど、まだまだ話題は盛りだくさん!
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