「世界で見ると、日本はマウスウォッシュの使用率低め…?」「口臭をもっとも気にしているのは日本…?」。これは、サンスターが実施した口腔衛生とデンタルケアに関する消費者意識調査の内容。世界15カ国で実施し、その結果はお国柄が出ていたり、意外な常識や習慣があったりと、なかなかユニークな内容でした。クラブサンスター編集部のAとNが掘り下げます。
編集部プロフィール
- Aさん
- クラブサンスターの企画・運営。日課はおませな4歳の娘とのプリンセスごっこと、やんちゃすぎる2歳の息子を追いかけまわすこと。
- Nさん
- クラブサンスターの企画・運営。美術館めぐりが趣味。最近は、2歳の娘と一緒に絵本を読むのが楽しいひと時。
調査対象国は英国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オランダ、米国、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、日本、中国、シンガポール、タイ、インドネシア。18歳から65歳までの男女同数、計約15,000人の回答を得ました。
なるほどな結果も、意外な時事も。 世界15カ国のお口のケア事情を大調査。
1位ブラジル、2位メキシコ。さてそのオーラルケアとは?
Aさん:まず意外だなと思った点からあげていきましょうか。
Nさん:「お口の健康、息をリフレッシュするために実施しているオーラルケアについて」という項目です。舌みがきをしている人が、世界では平均40%程度いるんです。これは意外でした!日本は3割に満たないのでかなり差が…。
Aさん:全体平均は39%。1位はブラジルの64%、2位はメキシコの63%。中南米は舌みがきが習慣づいているようですね。口臭意識の調査でも「口臭があると思う」と答えた人がもっとも少なかったのがこの2カ国のようです。
Nさん:海外にいくと、日本よりも普通のハブラシでない「舌みがき用」のブラシが店頭に多く並んでいる印象があるので、お手入れをスタートするきっかけにもなっているのかな、と想像しました。
Aさん:私は洗口液の使用率。日本が最も低い結果だったのは意外でした。日本でも、一度は使ったことがあるという人が多いと思うのですが、ハブラシでのブラッシングのように毎日の習慣になっていない方が多いのだろうと想像します。「使い方」や「使うタイミング」をしっかり伝えられていないのかな、と感じました。
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口臭を気にする日本人。でも対策は?
Aさん:印象に残った点、なるほどな~と思った点でいえば口臭について。「ご自身のお口の状態について教えてください」という項目です。
Nさん:日本が一番「口臭」を気にしている人の割合が高いんですよね。
Aさん:やっぱりなぁという結果でしょうか。実際に会員さんからも「口臭」が気になるというお声をいただきます。この結果によれば3人に1人以上が気にしている。
Nさん:世界15カ国の平均が17%に対して日本は34%。15カ国のうち、アジアは5カ国ですが、その5カ国が上位を占めるという結果です。
Aさん:アジアの人々は、世界的にみても口臭を気にしている、というのも初めて知りました。
Nさん:新しい生活習慣としてマスクをつけている人が多いのも影響しているのかな~と。私自身もマスクをつけているとお口のモヤっと感が気になっています…。
Aさん:そういう気持ちの変化もあるのかも。洗口液の使用率や舌みがきの習慣など、いずれも日本では低いというデータが出ているので、こういうアイテムも利用いただいて、少しでも悩みが和らげばいいなと思います。
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Nさん:ほかにも日本と世界の当たり前が違うんだなあという結果がいろいろありました。
Aさん:「笑顔を改善するために新しい歯科治療をひとつ受けられるとしたら、それは何でしょうか?」という項目で、イタリア人、メキシコ人、スペイン人の47%が歯のホワイトニングを選択。日本も43%と世界平均の41%を超えています。日本ではインプラントは世界平均を大きく下回り、歯科矯正は上回る。そんなデータもありますね。
Nさん:「お口の健康がカラダ全体の健康に関係すると認識している人の割合」を読み解くと、日本人は、お口の健康=全身に影響すると認識している人の割合が世界の中で一番高いのに、実際に洗口液やフロスを使っている人は少ないという現状が見えます。
それは、プラスのアイテムを使うことの重要性を伝えきれていないのかもしれません。サンスターでも色々なアイテムを用意しているので、しっかり使うことの意味をお伝えし、一緒にお口の健康、しいては全身の健康を目指していきたいです。
Aさん:日本が一番、お口と全身の関係について知っている方が多いのは意外でした。どういうところから情報を得ているのかなぁ。調べてみたいですね。私たちクラブサンスターでもこうした結果を参考にしながら、お口のケアが全身の健康にもつながっていくことをしっかり情報発信していきましょう。
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対象人数:15,000人
対象国 :アルゼンチン、イタリア、インドネシア、英国、オランダ、シンガポール、スペイン、タイ、中国、ドイツ、日本、フランス、ブラジル、米国、メキシコの15カ国(50音順)
対象年齢:18~65歳(男女同数)
(調査結果は、英語表記のページです)