薄着の季節になって改めて「健康・ダイエット」を意識する方も多いのではないでしょうか。そこで健康的な身体作りのため、どんな食生活や栄養素を意識すればよいのか、約300人に緊急アンケート!調査結果から見えたみなさんのリアルな食生活をレポートします!
※2023年5月実施/WEB調査「ライフスタイルに関するアンケート」より(n=329)
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今回、20代~40代の男女・329人に対して「健康・ダイエット」をテーマにアンケートを行いました。すると、日々の食生活について聞いたところ、約7割の方が健康的な食生活を「いつも」または「だいたい」心がけているという結果に!
さらに、Q1で「いつも心がけている」「だいたい心がけている」と答えた、食生活への意識が高い方々に対して、さらにいくつかの質問をしました。
健康的な食生活を心がけている方の半数以上が、栄養バランスを考えて食事しているという結果に!普段から、食品にどんな栄養素が含まれているかを気にしながら食事をしている様子が見受けられます。
また「3食きちんと食べる」と「食べすぎないようにする」の回答がほぼ同数だったことから、3食それぞれのバランスに気をつけながら食べているという、健康的な回答になりました。
健康的な食生活を心がけている方々が、普段の生活で積極的に摂り入れている栄養素を聞いたところ、1位は断トツでたんぱく質に。筋肉や皮膚、臓器、血液、骨、髪などの主成分であるたんぱく質を摂取することから、健康的な身体作りをしている様子がうかがえます。
また、食物繊維、カルシウム、鉄分といった、普段の生活では摂取しにくい栄養素も意識的に摂り入れている方もいるようです。さらに、抗酸化作用のあるビタミンA・C・E(エース)も積極的に摂り入れており、アンチエイジングに対する意識も高いことがわかります。
次に、Q1で「あまり心がけていない」「まったく心がけていない」と答えた、健康的な食生活に対してはあまり心がけていない方々にも、いくつか質問を行いました。
食生活を健康的にするために、できていないことについては、約半数の方が、「栄養バランスを整えること」の難しさを感じているようです。また、塩分や糖分を控えることができていないと答えた人がほぼ同数おり、塩分・糖分をよく摂る方が多い様子。さらに、食べすぎない・きちんと3食を食べることも苦手なようで、食生活が乱れている様子もうかがえます。
健康的な食生活を心がけていないと答えた方の多くが、3大栄養素以外の食物繊維とビタミン・ミネラルが摂取できていないと感じているようです。
また、このグループでは「特にない」「わからない」の回答数が多いのも特徴でした。日ごろから健康的な食生活を「あまり心がけていない」「まったく心がけていない」と答えながらも、摂取できていない栄養素は「特にない」「わからない」と答えていることから、どんな栄養素をどう摂り入れればよいかがわからずにいることが推察できます。
ここからは全体に対して、ダイエットと食事についての質問を行いました。
全体の約4割が、現在ダイエットをしているという結果に。「過去にしたことがある」人を含めると、7割強の方々がダイエット経験者でした!
ダイエット経験者の方々が行ったどんな方法を実践したかを聞いたところ、運動と食事の両方でダイエットを意識しているという結果に。糖質や脂質だけを控えるよりも、食事量や摂取カロリー、食べる時間など、全体的に調整して健康的に痩せようと心がける方が多いようです。
ダイエット経験者の方が摂り入れた栄養素は、こちらも1位はたんぱく質!2位に食物繊維が挙がり、便秘によるぽっこりお腹や、腸内環境が悪化することによるむくみなどを予防していることがうかがえます。
一方で、ダイエット経験者の方の多くが糖質(炭水化物)と脂質を控えめにしていたようです。そのふたつがダイエットの敵だと思われているよう……。
アンケート全体を通して見ると、健康のため&ダイエットのためにたんぱく質を摂取している人が多い反面、食物繊維やビタミン・ミネラルをどう摂り入れていけばよいかわからずにいる人も多そうです。
また、主にダイエットの際は糖質と脂質を控えめにしたいものの、ただ減らすだけになっている様子。実は糖質の代謝のためにはビタミンB1が、脂質の代謝のためにはビタミンB2が必要なのですが、Q8で聞いた積極的に摂り入れている栄養素で「ビタミンB群」の答えが少なかったのは気になるところです。
普段の食生活で補うのが難しい場合、役立てたいのが「玄米ごはん」や「野菜ドリンク」です。サンスター「健康道場」シリーズにある「玄米ごはん」はビタミンB群が多く含まれているため、普段の生活でどう摂り入れたらいいかわからない方にもおすすめ!
また、野菜ドリンクの「カラダにユウキ 緑黄野菜」は食物繊維が多いのが特徴です。効率的に摂り入れて不足しがちな栄養素を上手く摂取しましょう。
最後に、働きながらボディビルの大会に出場するため、日々筋トレを行っている方の食生活と栄養摂取について聞いてきました!
【お話を聞いた方】 潤 豊(うるう・ゆたか)さん/41歳 @yutaka_uru
プロのヴォーカリストとして、アーティスト活動と音楽の専門学校で講師をするかたわら、ボディビルの大会に出場している。高校生のころから自重トレーニングをしていたが、22歳ごろに一時中断。体型が変わってしまったことを悔やみ、28歳からトレーニングを再開した。週2~3回のジム通いを10年以上続けたのち、ボディビルの大会に出場するように。現在は毎年、大会に出場するため、日々食事と栄養素のコントロールに努めている。
潤さんは普段、どのような食生活を心がけているのでしょうか?
「大会の5ヵ月前から減量生活に入りますが、それ以外の7ヵ月はたんぱく質・脂質・糖質のバランスに気をつけています。特に、たんぱく質を毎日多めに摂ることと、トレーニング前後は糖質をしっかり摂取することを心がけていますね。実は初めて大会に出場したとき、糖質制限だけを行ったのですが、惨憺たる結果だったのです(笑)。それ以来、筋肉のエネルギー源となる糖質と、身体を作る栄養素であるたんぱく質は欠かさないようにしています」
↑ある日の潤さんの朝ごはん。トレーニング前なので、糖質(炭水化物)もしっかり!
それ以外に意識している栄養素はありますか?
「マルチビタミンのサプリメントを摂って、バランスを調整するようにしています。ほかにも、筋肉組織の増強に役立つアルギニン、筋肉の分解を防ぐグルタミン、免疫力を上げる亜鉛などのサプリメントも摂取しています。また、腸内環境を整えることも大切なので、玄米やもち麦を食べて食物繊維が不足しないように心がけています」
↑潤さんが毎日摂取しているサプリメントがこちら。
減量のときは、普段の食生活とどんなことが変わりますか?
「たんぱく質の量は減らさないようにしています。あと、糖質の量を少し減らしますが、トレーニングで消化できるので、極端に減らすことはないですね。ウェイトが落ちていったとき、筋肉を落とさずに脂肪だけを減らしたいので、脂質の質と量は気にしています。そのため、卵やオリーブオイルなどの質の良い油を脂質源として摂るように工夫しています」
しっかり鍛えていい身体を作るために、どんな栄養をどのように食べるかに気を遣って生活されているのが伝わってきました。やみくもに食事量や摂取カロリーを下げて痩せると、リバウンドしやすくなるのはもちろん、太りやすい身体になってしまうことも。食事や野菜ジュースなどを用いて身体に必要な栄養素を満たし、健康的にボディメイクしていきましょう!
取材・文/富永明子(サーズデイ)