活動量が多く、成長真っ盛りで汗をたくさんかく中学・高校生。子どもたちが着る学生服のニオイや汚れが気になることはありませんか。学生服は毎日着るものだから清潔な状態を保ってあげたいものですが、都度、クリーニングに出すのも大変ですよね。おうちで洗えると経済的で便利だと思う反面、「本当に洗えるの?」「洗い方がわからないし、難しそう」と感じる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、実際におうちで学生服を洗えるのか試してみることにしました!
学生服はクリーニングに任せている方も多いかもしれませんが、学生服の素材(取扱表示を確認してください)によっては、おうちで洗濯できるものもあります。早速、サンスターのセルフクリーニング洗剤「ドライアップ」を使って、おうちでの学生服洗いにチャレンジします。
●大切な衣類のセルフクリーニング洗剤「ドライアップ」とは?
ドライアップは、セーターやカーディガン、スーツ、ダウンジャケット、そして、今回挑戦するような学生服・セーラ服などを洗うことができる洗剤です。嬉しいのは、「ドライアップ」の本体に「お洗濯マニュアル」がついていること。また、ブランドの公式ページでは、基本の洗い方の解説や、使い方の動画が紹介されているので、初めてセルフクリーニングする方のサポートもばっちり。安心してお使いいただけます。
※衣類の種類によっては洗えないものもあるため、詳細はこちらをご確認ください。
さて今回、おうち洗いを試すのはこちらの高校生用のオーソドックスな学生服(身長185センチ用)です。実はライター自身、学生服をおうちで洗うのははじめて。マニュアルを読みながら、手順を進めていきました。
おうち洗いにチャレンジするにあたり、用意したものは次の通り。
<洗濯時>
・ドライアップ&お洗濯マニュアル
・ハンガー(上着用とズボン用)2本
・洗濯ネット(大き目サイズのもの)2枚
<準備&仕上げのアイロン時>
・霧吹き
・白いタオル
・当て布
・アイロン&アイロン台
ハンガーは、型崩れしないよう肩幅の厚みがあるものを用意します。また、洗濯時にシワがつかないよう、適当なサイズの洗濯ネットを準備。今回は、身長185センチと大きめの学生服だったため、ライターは毛布やバスタオルに使用する角型の洗濯ネットを新たに購入しました。
まずは洗濯に入る前の準備として、ドライアップで洗えるのかをチェックします。
STEP1 洗濯マークと素材の確認をしよう
最初に衣類タグで洗濯マークと素材の確認をします。上着の衣類タグが見つからず焦りましたが、内ポケットの中に隠れていました。ズボンもポケットの内側にタグを発見。洗濯マークをみて、生地・裏地ともにポリエステル50%と洗って問題ない素材であることを確かめました。
STEP2 生地の状態をチェックしてみよう
次に生地・芯地のチェックです。後ろ身頃と前身頃の一部を霧吹きで色が変わるぐらいまで濡らし、10分後の生地の状態の変化をみます。特に変化がなければチェック完了です。
STEP3 色落ちしないか確認しよう
最後に色落ちしないかのチェックです。裏地の目立たない場所に、白いタオルをしいてドライアップの原液をつけます。1~2分後に別のタオルで強くおさえ、下にあてたタオルに色がうつっていないか確認します。タオルに色がうつっている場合は、洗うことができません。
これで洗濯できるかどうかのチェックはおしまいです。準備した学生服もチェックをクリアでき一安心です。
さあ、ここからは本格的に洗濯に入っていきます。
STEP1 きれいに畳んで、洗濯ネットへ!
今回使用した学生服は、上着のボタンがつけ外しできるタイプだったのでボタンは外しました。また、洗濯ネットに入れる際に、あまり細かく畳むとシワがつきやすいとのことだったので、最低限の畳みで洗濯ネットの中に入れました。購入したバスタオル用の洗濯ネットは大きすぎるかなとも思いましたが、洗濯ネットの余った部分は折りたたむことができますし、思い切って大き目の洗濯ネットを選んでよかったです。
STEP2 洗濯機で洗う
早速、洗濯機で洗います。
マニュアルの洗い方では、
・つけこみ洗い(3分)
・洗濯機で脱水(5~10秒)
・つけこみすすぎ(1分)
※脱水+つけこみすすぎをもう一度行う
・洗濯機で脱水(5~10秒)
とありましたが、自宅にあるドラム洗濯機では、そのような設定ができず…!洗面台のシンクでつけこみ洗いを3分したのち、洗濯機にうつし、おしゃれ着洗いコース(洗い1分、すすぎ2回、脱水1分)で洗うことにしました。
洗うこと30分弱。そわそわしながら洗濯の完了を待ちましたが、洗濯ネットから取り出してみると、いい感じ!しわしわになることもなく、ハンガーにかけてほとんどシワを伸ばす必要もなく、干しに進むことができました。ちなみに、仕上げを楽にしたい場合は、干す時に肩口や袖口をタオルで保形するのがポイントだそうです。私の場合は、きれいに洗えていたので、タオルは使いませんでした。
干し方は、直射日光を避け日陰で干すのが原則ですが、マニュアルを見ると浴室暖房乾燥機の使用もOKとあったので、今回は浴室乾燥で乾かすことにしました。乾燥時間は30分程度と、すぐに乾いてとっても便利!ご自宅に、浴室暖房乾燥機がある方は便利だと感じました。
STEP3 仕上げのアイロン
最後は仕上げのアイロンです。難しいかなと懸念していたのですが、先ほどお話しした通り、洗濯が終わった時点で、シワがほとんどなかったので苦労することはありませんでした。
アイロンがけのポイントは、生地から2~3センチ浮かしてスチームをかけること。上着の肩の部分など、アイロンをあてづらい部分は、小さく畳んだタオルを中に入れて、スチームをかけます。袖や裾などの筒状の部分は、タオルを丸めて入れ込むとかけやすくなるそうです。シワがとれにくい部分は、当て布をした上でスチームアイロンをします。ちなみに、ライターはスチームが上手く作動しなかったため、当て布を使ってアイロンをしました。
洗濯を終えた後は、こんな感じとなりました。きれいに仕上がるのか不安でしたが、上手く洗うことができて感激です。
無事に、おうちで学生服を洗えることはわかりましたが、汚れがある時はどうでしょうか。大人と違い子どもの着る衣服は、校庭などの土など汚れがつくことも多いはず…ということで今回は、上着の襟元に高濃度の食塩水を、ズボンのお尻部分には泥水で土汚れをつけて、実際に汚れを落とせるか試してみることにしました。
洗濯機にかけるまえに、汚れのついた部分は、以下のマニュアルに沿って前処理を行いました。
①シミや汚れのひどい部分を裏返し、白いタオルをあてます。
②ぬれタオルなどで、シミや汚れの周囲をぬらして、輪ジミを防ぎます。
③ドライアップの原液を汚れにつけ、コットンや柔らかなブラシでたたきます。
前処理が済んだら、後の手順は先ほど紹介した通りです。
さあ、結果はいかに。
いずれの汚れも前処理+洗濯機での洗濯で落ちることを確認できました。襟元の汚れは、前処理のタイミングでほとんど汚れが落ちていたため想定通りの結果です。一方、ズボンのお尻の土汚れは前処理では汚れが落ちきっていなかったのですが、洗濯後はしっかり落ちていました。
雨の多い時期にはズボンへの泥はねが、また暑くなっていくと汗をかくことが増えると思いますが、そういう時に、おうちで学生服を洗えると、清潔さを保てて安心ですね。ただし、ドライアップは全ての汚れを落とせるわけではありません。以下のようなシミや汚れは落とせませんのでご注意ください。
<ドライアップでは落とせないシミ>
・日光で黄変、変色したもの
・汚れてから日数の経ち過ぎたもの
・化学変化したもの(パーマ液、塩素系漂白剤など)
・鉄さび、カビ、墨汁、インキ
おうちでの学生服洗いは、初めての体験でしたが、実際に洗ってみると想像していたほど難しいものでもなく、手順さえ覚えてしまえば手軽にできるものだと感じました。
恐らく、手順の中でもっともバラつきがでるのは、洗濯機を洗う時(コース選び)のはずです。洗濯機のコースは、縦型洗濯機でもドラム洗濯機でも、最も弱い洗い方(手洗いコース、ドライコース、おしゃれ着コースなど)を選ぶのがポイントだそうです。ただし、洗濯機によりコースの名前はさまざまなので、取り扱い説明書などで一度確認しておくと安心です。生地を傷める可能性があるので、つけ置き洗いコースや送風乾燥コース、乾燥コースはNGというのを覚えてきましょう。
この点を抑えておけば、しっかりお洗濯することができます。大切な学生服を清潔に、長くきれいに使えるように。おうちでのクリーニングみなさんもぜひ一度お試しください。
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※すべての衣類が洗えるわけではありません。詳しくは取扱説明書でご確認ください。